モットンの枕に替えてぐっすり安眠
自分に合う枕を探すのはなかなか難しいものです。
私はこれまでパイプ枕を使っていましたが眠りが浅いのか、翌朝も疲れがとれない日が続きました。
どうやら私は横向きに寝る癖があり、それが枕に合っていないようでした。
そこで専門店に行き、いっそのことだからと奮発して自分専用の枕を作ってもらいました。
起立時、睡眠時の姿勢をコンピュータで取り込み、骨格や筋肉の付き方から最適な形状、材質、大きさの枕を作ってもらったのでした。
まずクッション性がこれまでのものとは比べものになりません。
押すとふんわりと押し返してくる感覚です。
これまでのパイプ枕がまるで壁のように固く感じられます。
さらに形状も独特のものでした。
特注の枕は左右に広く、中ほどに小さなくぼみがあります。
実はこのくぼみ、仰向けに寝る時のためにわざと作られたものなのです。
横向きに寝る癖がある私になぜこのようなくぼみが?と思いましたがお店の方が言うには、
「熟睡時には仰向けになることもある。そのとき呼吸がしやすいようにしているのです」
とのこと。
もし枕が自分に合わない高さだった場合、仰向けの姿勢では状況により気道を塞ぐ恐れがあるというのです。
最近よく言われる睡眠時無呼吸症候群と同じ症状ですね。
この症状が出てしまうと眠りが浅くなり、疲れがとれません。
そればかりか頭がしっかり働かない、頭痛や肩こりなどの原因にもなるとか……。
市販のパイプ枕を買う時にはそこまで考えませんから、この指摘には驚きました。
と同時に睡眠に対して無頓着だったなと思い知ったのでした。
もちろん横向きに寝ることを前提に、枕の端の部分はゆるやかにしぼんでいく形状です。
ギョウザの皮をイメージすると分かりやすいかもしれません。
実はこの端のすぼまり具合が絶妙で、どうやらミリ単位で調節されていたようなのです。
というのも仰向けでは呼吸が止まる可能性がありますが、横向きだと今度は頬骨やこめかみ、顎の部分を圧迫するので、これも気を付けないといけないらしいのです。
今はネットで口コミとかも書いてあるのでモットンのまくらが第一候補です。
そろそろ季節の変わり目で寒くなり始めます。
今度は敷布団や掛布団にもこだわってみようと思います。
新しい枕のもっとんを使い始めて、1ヵ月が経ちます。
これまでにあった起床時の気だるさはすっかりなくなり、気持ちのよい朝を迎えられるようになりました。
しかも首や肩のコリもほぐれ、今では長時間の作業も苦になりません。
さすがに睡眠時に見る夢までには作用しませんが、ぐっすりと眠れるというのはそれだけで気持ちがよいものです。